2007年11月2日金曜日

深夜、長時間の取り調べ、原則禁止も検討へ 警察庁長官

国家公安委員会が一日、警察庁に取り調べの適正化を求めたのに対し、同庁の吉村博人長官は同日の会見で、適正化対策として、取り調べ状況を確認する組織新設を柱に、深夜や長時間の取り調べを原則禁止するなどの方向で検討を進める考えを明らかにした。  犯罪捜査規範は取り調べについて「やむを得ない理由がある場合のほか、深夜に行うことを避けなければならない」と定めている。吉村長官はさらに踏み込み「深夜や長時間は原則禁止とし、行う場合は本部長や署長の承認を得る」と時間管理を厳格化する考えを示し、具体的な時間の範囲などは検討課題とした。  警察庁は年内にも指針をまとめ、国家公安委に報告する予定。

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