2007年8月19日日曜日

ETC、20日から平日割引 札幌圏の高速道で実験 効果あれば正式値下げも

開発局や道、東日本高速道路などでつくる道高速道路料金社会実験協議会は二十日から年末までをめどに、札幌市と近郊の高速道路で平日、通行料をノンストップ料金収受システム(ETC)車に限定して三割前後割り引く社会実験を行う。並行する国道の渋滞解消とETC普及が狙いで、高速道への移行が順調に進めば、正式値下げとなる可能性もある。  割引区間は、《1》道央自動車道と札樽自動車道にわたる札幌南インターチェンジ(IC)-札幌西IC(普通車四百円を三百円に)《2》道央道札幌南IC-北広島IC(同二百五十円を二百円に)《3》道央道札幌IC-江別西IC(同三百円を二百円に)《4》札樽道札幌西IC-手稲IC(同二百五十円を二百円に)。  並行する国道の混雑時間帯に合わせ、《1》は午前九時-午後五時、《2》-《4》は午後三時-同五時に割引を行う。実施期間は未定ながら、同協議会は「年末までをめどに続ける」方針だ。  通行料の割引実験は道内でも各地で行われてきたが、いずれも一カ月前後と短期間で、正式な値下げに結びついたケースはない。ただ政府は昨年十二月、高速道路の効率的活用のため料金引き下げに取り組む方針を閣議決定しており、今回の実験は初めて全国一斉に行われる。このため同協議会は「結果次第で料金引き下げが実現する可能性がある」という。  全国的には、名古屋市内の高速道路で二○○四年から一年余り行った割引実験で、国道の渋滞ピーク時、車列が最大98%短くなる効果が表れ、通行料が正式に引き下げられた例などがある。(北海道新聞 引用)

0 件のコメント: