2007年8月17日金曜日
地下で輝くヒカリゴケ 標津の私設資料館
【標津】環境省の絶滅危惧(きぐ)1類に指定されているヒカリゴケが、根室管内標津町、酪農業矢部武さん(71)の私設開拓資料館の半地下室で繁殖している。 コケは土間の約五十平方メートルに広がる。小窓や階段から光が差すと、エメラルドグリーンのじゅうたんのように輝く。 資料館は、ランプなど古物の好きな矢部さんが一九八六年、手づくりした。コケが生え始めたのは九四年ごろ。矢部さんは隣の羅臼町にあるマツカウス洞窟(どうくつ)のヒカリゴケが好きで、年に二、三回は通っていたため「衣服に胞子でもついていたのかなあ」という。環境を変えると消滅のおそれがあるため、古物はもう十年以上動かしていない。 国立極地研究所(東京)の伊村智准教授は「本州でも縁の下に生えることがある。ちょっと湿って薄暗いところはコケにとって理想的」という。 (北海道新聞 引用)
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