2007年9月19日水曜日

札幌市スポーツ財団職員 2200万円を着服

札幌市の出資団体、「さっぽろ健康スポーツ財団」(波田正明理事長)は十八日、旧「市健康づくり事業団」(今年三月で解散)で経理担当の男性職員(41)=現在同財団職員=が、運動教室の会費二千二百万円を着服していたと発表した。  同財団によると、職員は二○○四年六月から今年二月にかけて、同事業団主催の運動教室の会費として利用者が郵便振替で振り込んでいた口座から、十回にわたって着服。多い時で一度に五百万円引き出していた。職員は発覚を防ぐため、パソコンで郵便振替口座の残高証明書を偽造していた。  同事業団は今年三月末に解散し市スポーツ振興事業団と統合、四月に同財団として発足した。同財団が解散に伴う清算事務を行っていた七月上旬、昨年度の財務諸表に不備を発見。職員への事情聴取を行ったところ、横領の事実を認めた。職員は、着服した金を「競馬や飲食代に使った」と話し、全額弁済する意思を示しているという。  職員は自宅待機中。同財団は職員を懲戒解雇する方向で検討しているほか、業務上横領と有印公文書偽造などで近く札幌中央署に刑事告訴する。 (北海道新聞 引用)

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