2007年9月14日金曜日

台湾人の運転、19日解禁 道内旅行をレンタカーで 全日空、JTBパック商品続々

台湾の自動車運転免許証が十九日から日本国内でも使えるようになるのに合わせ、全日空とJTBの両グループは、ホテルとレンタカーをセットにした道内旅行パック商品を全国に先駆けて投入する。道内への台湾人の入り込み数は年間約二十七万人と人気は根強く、リピーターも増加傾向にある。車で自由に周遊する個人旅行の潜在需要は高いとされ、両グループは新商品を通じて、新たな客層の掘り起こしを目指す。  全日空では系列旅行会社のANAセールス(東京)が、台湾-新千歳直行便を運航するエバー航空などと提携、八月末から台湾で、往復航空券にホテルとレンタカーを付けた三泊四日の商品の予約販売を始めた。  商品は登別・富良野・札幌、登別・洞爺湖・札幌の二ルートで、中国語の話せるスタッフが新千歳空港で旅行者を出迎え、レンタカー手続きなどを手助けする。また、旅行期間中のトラブルなどにも、電話を通じて助言を行う。  料金は日本円で一人八万円台から用意。今回は試験販売とし、期間を二十五日から十月三十一日までの約一カ月間に限定したが、同社は「結果を分析したうえで、本格商品として売り出していく」としている。  一方、JTBでは、アジア専門のJTBエイティーシー(東京)が京王プラザホテル札幌などと提携し、同ホテル一泊(二人分)とレンタカー(十二時間使用)をセットにした商品を十九日に発売する。  車種が小型車からワゴン車まで、十五種類から選べるほか、日程の延長にも応じる。料金は一泊の基本商品で三万円弱(閑散期)から用意。同社も中国語が話せるスタッフが電話で相談に応じることにしており、来年三月末までに「千人分は販売したい」と目標を掲げている。  台湾は、国際運転免許証交付に必要な国際条約に加盟していないが、観光立国を推進する国の方針により、規制緩和された。(北海道新聞 引用)

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